用語の解説 衛生工事

受水槽とは?しくみや構造、種類、容量、設置時の注意点について分かりやすく解説!

2023年3月23日

受水槽とは水道の水をいったん貯めておく水槽、タンクの事。

この記事では、受水槽のしくみや構造、種類、容量、設置時の注意点について解説します。

受水槽のしくみ

受水槽とは水道の水をいったん貯めておく水槽、タンクの事です。

一般住宅であれば水道本管から直結で水栓まで水をつなぐのが普通なので受水槽は不要です。

一般住宅の給水方式として用いられるのが水道直結式です。

一方、マンション・ビル・学校・病院などの大型の建物や、3階以上の建物では、受水槽方式が用いられます。

大型の建物や、3階以上の建物で直圧式を採用すると給水量が足りなくなることがあるので必然と受水槽方式になってきます。

建物を設計する過程で水道局と呼ばれる上水を管理している団体(市管理)から水道方式は指示があるので指示にしたがって施工するようにしましょう。

受水槽は基本的には2層式になっています。2層式とは水を貯める層が2つある受水槽の事です。

2層式にするメリットは水槽の清掃をする際に断水することなく交互に清掃ができる点です。受水槽は各水道局からの清掃が義務付けられています。

受水槽に貯めた水を送るには給水ポンプが必要ですが、ポンプも故障時断水しないため2台必要になってきます。

受水槽の構造と種類

受水槽を作るうえでの材質は以下の種類になります

・木製・・価格は高くメンテナンス費用は普通。施工性はやりにくい

・内外ナイロンコーティング鋼板製・・価格は高くメンテナンス費用はかかる。施工性はやりにくい

・ステンレス製(SUS)・・価格は高く、メンテナンス費用は普通。施工性はやりにくい

・樹脂製(FRP)・・価格は普通でメンテナンス費用は普通。施工性は普通。

この中で一般的に使用されているのは樹脂製(FRP)になります

受水槽の容量について

受水槽の容量は1日に使用する水量(L)の1/3~1/2になります

使用量(Q)については

マンションであればQ=250L/人×住戸人数

事務所であればQ=100L/人×在館人数になります

1人が使用する水量×人数で一日の水量が決まってきます。その水量の1/3から1/2の容量で良いという事です 

受水槽設置時の注意ポイント

受水槽を設置する際の注意点を以下に記載します

受水槽の周囲にはメンテナンススペースを設ける

周囲の壁から600㎜以上、下部は床から600㎜以上、上部は天井から1000㎜離します。

上部のスペースが大きいのは水槽内部に入るためのマンホールが上部に設置されているので、マンホールの開閉がスムーズに行えるようにするためです。

各取付ボルトにゆるみがないか確認する

受水槽の組み立て時には各取付ボルトにゆるみがないか確認しましょう。

オーバーフロー管には吐水空間をとる

受水槽の容量からオーバーしてあふれた水を排水に流す際に排水管と直接接続することはできません。

間接排水と呼ばれる排水の方法でオーバーフロー水を流さないといけないのですが、オーバーフロー管の管端から間接排水の管端までの距離をを吐水空間と呼びます。

吐水空間はオーバーフロー管のサイズによって変わってきます。配管サイズが大きいほど吐水空間は大きくなります。

受水槽から出た配管と建物へ送る配管を接続する際はフレキシブル継手を使用する

受水槽は基本的には基礎と呼ばれるコンクリートの上に設置します。

建物からの埋設配管が地中から立ち上がり、受水槽から出た配管とフレキシブル継手を使用せずに接続すると地震が発生した際に配管が破損してしまうのでフレキシブル継手を使用しましょう。

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