建設現場

鉄筋の重ね継手長さ【異なる径の場合】は小さい径に合わせるで正解!

あなたの悩み

鉄筋の重ね継手で径が異なる(D10とD13など)場合、重ね継手はどちらの径の基準に合わせれば良いの?

この疑問を解説します。

意外と悩みがちなこの疑問ですが、パッと答えられたら、

鉄筋の重ね継手のこと良くわかってるな」

と思われるようになります。
鉄筋工事をマスターしたい人はぜひ覚えておいてください。

異なる径の重ね継手は小さい径に合わせる

こういう場合って安全側に考えておけば問題ないと思う人が多いと思います。

この考えは間違ってはいません、重ね継手は長い方が強くなります。

しかし、径の異なる重ね継手の場合は、小さい径の鉄筋に合わせれば良いということがJASS 5や建築基準法では明記されています。

「鉄筋コンクリート造配筋指針・同解説第5版 [ 日本建築学会 ]
(1)表中のdは,異形鉄筋の呼び名の数値を表し,丸鋼には適用しない.
(2)直径の異なる鉄筋相互の重ね継手の長さは,細い方のdによる.
(3)フック付き重ね継手の長さは,鉄筋相互の折曲げ開始点間の距離とし,折曲げ開始点以降のフック郎は継手長さに含まない.
(4)フックの折曲げ内法直径Dおよび余長は,特記のない場合は表4.1による.
(5)軽量コンクリートを使用する場合の鉄筋の重ね継手の長さは特記による.
特記がない場合は,Fc≦36N/mm2の軽量コンクリートとSD490以外の異形鉄筋を対象として,表6.4の数値に5d以上加算した継手の長さとし,工事監理者の承諾を得ること.
なお,鉄筋の下に300mm以上の軽量コンクリートを打ち込む部材の上端部の重ね継手はフック付きとする.

建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事

5.9.5 鉄筋の定着および継手
[注](3)径の異なる鉄筋の重ね継手長さは、細い方のdを用いる

建築基準法 施行令
第73条 鉄筋の継手および定着
2 主筋又は耐力壁の鉄筋(以下この項において「主筋等」という。)の継手の重ね長さは、継手を構造部材における引張力の最も小さい部分に設ける場合にあつては、主筋等の径(径の異なる主筋等をつなぐ場合にあつては、細い主筋等の径。以下この条において同じ。)の25倍以上とし、継手を引張り力の最も小さい部分以外の部分に設ける場合にあつては、主筋等の径の40倍以上としなければならない。ただし、国土交通大臣が定めた構造方法を用いる継手にあつては、この限りでない。

例えば、
D10とD13の重ね継手をしなければならない場合を考えます。

重ね継手長さL1=40dとすると、

D10=400mm
D13=520mm
となります。

この場合径の小さい鉄筋に合わせれば良いので、重ね継手長さは400mmで良いということになります。

「L1って何?40dって何?」「そもそも重ね継手の長さはどのように決まるの?」と思われた方は、

重ね継手の長さはどのくらい必要?【鉄筋とコンクリートの強度で決まる!】

を参考にしてみてください。

異なる径の重ね継手の知識をしっかり使う

異なる径の鉄筋の重ね継手は、小さい方の径に合わせるということで理解してもらえたと思います。

知らなかった人は新たな知識を得られたと思いますが、知識を持ってるだけではもったいないです。

・実際に現場をみて重ね継手の長さを確認

・職人さんや監理者に聞かれたらパッと回答

ということで鉄筋の重ね継手の知識をしっかり使っていきましょう。

-建設現場

Copyright© ゼネコン , 2020 All Rights Reserved.