配管工事

【配管寸法取りと測り方】初心者にも分かりやすく解説!

2021年10月26日

配管作業では寸法取りが重要!

寸法が合わないと作り直しや、材料の再購入など時間と費用が掛かります。

工事が止まってしまったり、工期に間に合わなかったりといったことにもなりかねません。

この記事では初心者でも分かりやすいように、「配管の寸法取りと測り方」について解説します。

配管の切断寸法の測り方

切断寸法は継ぎ手の種類によって変わってきます。

継ぎ手には差し込み溶接式の継ぎ手と突き合わせ溶接式の継ぎ手、ねじ込み式の継ぎ手があります。

それぞれの切断寸法の取り方について説明していきます。

差し込み溶接式継手の切断寸法の測り方

切断寸法を求めるには計算が必要になります。実際に現場で配管作業を行う際は、図面で正確な寸法を確認してから作業を行うとよいでしょう。

また、そこまで正確な寸法が必要ない場合は現場で計測を行って切断寸法を求めます。切断寸法の求め方は下記に示します。

配管寸法 測り方

①上図のような場合エルボの芯から芯の長さの計測を行います。次にエルボ内部の深さを確認します。

②内部に配管を挿入した際に当たるように段になっているのでエルボの端から段までの長さを計測します。

③さらに、エルボの芯からエルボの端までの長さを計測します。

➃計測を終えたら最後に計算で切断寸法を求めます。

今回は例として、

  • 芯から芯の長さを1500mm
  • 芯からエルボの先端までの長さは90㎜
  • エルボの端から内部の段までの長さを20mm

とします。

1500-(90×2)+(差し込み長さ×2)

差し込み長さはエルボの端から段までの長さから1~2mm引いた長さになります。

熱などが加わった際に配管が伸び縮みして割れるのを防ぐために隙間を設けます。

突き合わせ溶接式の切断寸法の測り方

突き合わせ溶接式の手では差し込み溶接式の継手ほど複雑ではありません。

突き合わせ溶接式では、芯から芯の長さを計測します。

芯からエルボの端までの長さを計測し、芯から芯の長さから芯からエルボの端までの長さを引きます。

それが突き合わせ溶接式継ぎ手の場合の配管の切断寸法です。

ねじ込み式の切断寸法の測り方

ねじ込み式継手での寸法の取り方は、差し込み溶接式と少し似ています。

ねじ込み式では、芯から芯の長さを計測し、芯からエルボの端までの長さを計測します。

芯から芯の長さから芯からエルボの端までの長さを引いた値にねじ込分の長さを足したものが配管の切断寸法になります。

ねじ込み式ではねじ込み量により長さが変わるため、ある程度の長さで切り出します。最終的にはねじ込み量で調節を行うことになります。

配管継ぎ手の使用用途

ねじ込み式と差し込み式は主に小径配管で用いられることが多いです。

大口径の配管ではねじ切り加工をすることができません。

また、ねじ切り加工ができたとしてもねじ込みを行うことが困難なため主に小口径配管で用いられます。

差し込み式が小径配管に用いられるのは小径配管に突き合わせ溶接を行うと溶接の裏波によって、配管内部が埋まってしまい流量不足などの不具合につながる可能性があるためです。

また、差し込み溶接が大口径にあまり使用されない理由は、以下の2点です。

  • 差し込み溶接は隅肉溶接となるため強度が確保しにくいこと
  • PT検査が多いため、内部欠陥が発見されないことがあるため

まとめ

配管の切断寸法はそれぞれの継手によって異なります。

それぞれの特徴を覚えておくとよいでしょう。

また、それぞれの継手は使用用途や大きさによって異なりますので覚えておきましょう。

今回は差し込み式継手と突き合わせ溶接式継手、ねじ込み式継手について解説しました。

小径配管には差し込み溶接式継手とねじ込み式継手を使用し、大口径配管には突き合わせ溶接式継手を使用します。

現場によって使用する継手は異なると思いますが、基本的にはこのような使い方をしますので覚えておきましょう。

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