コンクリートの凝結とは?
セメントに適量の水を加えて練り混ぜると、可塑性のセメントペーストが得られるが、時間の経過に伴い、セメントペーストは少しずつその可塑性を失い始め、ついには全く可塑性を失い固化する。
この現象を凝結という。JISでは始発と終結時間が規定されている。
コンクリートの凝結に影響を与えるもの
骨材や練混ぜ水に含まれる成分のうち
海砂や海水中に含まれる塩分
→凝結を早める
糖類や腐植土などの有機物
→凝結を遅延させる
凝結時間試験方法の始発時間と終結時間
JIS A 1147に規定。
『コンクリートの始発時間』
→貫入抵抗値が3.5N/㎟に達するまでの時間
『コンクリートの終結時間』
→貫入抵抗値が28N/㎟に達するまでの時間