地鎮祭とは、工事を開始する前に現場で行う式典の一つです。
まずはじめに、「地鎮祭とは何か?」ということを解説していきます。
地鎮祭とは?
地鎮祭とは、その土地の神様をまつり、工事の無事、建物や家の繁栄を祈る祭事のことです。
参加者としては、施主と施工会社、工事関係者です。そして、神社から神職を招待し、祭事を進めます。
建設工事を進めていく中で、地鎮祭、立柱式、上棟式、竣工式などの式典がありますが、地鎮祭はこの中でも最初に執り行われるとても大事な式典です。
地鎮祭と起工式は何が違うのか?
地鎮祭と起工式、安全祈願祭など正確に言えば違いはありますが、内容はほぼ同じで、お施主様の意向によって呼び方を変えるケースがあります。
地鎮祭の注意点は?
地鎮祭などの式典には、神式、仏式、キリスト教方式など、宗教各派によって様々な形式があります。
また、地域による習慣の違い等もあるので、お施主様や地域の意向をよく確認しなければなりません。
現場監督の仕事内容
地鎮祭を行うにあたって現場監督は何をするのか?
地鎮祭を行う際の仕事内容として、以下にいくつか例をあげてみます。
敷地内の整備、計画
地鎮祭を行うにあたり現場監督としてやるべきことの
一つは、敷地内の整備、計画です。
地鎮祭にはお施主様も参加するので、現場綺麗に整備する、おもてなしが必要です。
敷地の地面が乱れていたら、綺麗に整えたり、車が入るような場合はその通路も綺麗に整備するといいです。
縄張りの段取り
地鎮祭を行うにあたり現場監督としてやるべきことの
一つは、縄張りです。
縄張りとは、簡単にいうと建物が実際に建つ位置にロープを張りその位置や形を示すことです。
地鎮祭は建物が建つであろう場所にて行われるため、敷地の中の建物の位置がわかるようになっていなければなりません。
地鎮祭会場の設置、設営
次に会場の設置、設営です。
現場により、条件が異なりますが、簡易的なテントを立ててその中で地鎮祭をやる事が多いです。
テントの設置やテント内の祭事に必要な設営などについては、地鎮祭の設営等を行う専門業者がいるため、専門業者にお願いすることになります。
地鎮祭当日の仕事は?
祭事に参加するということが仕事の一つになりますが、ここでは祭事に参加すること以外で行うべきことについて説明します。
まず一つは、車で来られる方の誘導です。
場内に駐車場が確保できる場合は、来場者の誘導も一つのしごとです。
現場入り口側ではガードマンなどに警備してもらう場合もありますが、おもてなしのこころでお施主様を気持ちよく迎えて、誘導しましょう。
次にそれに合わせて出席者の確認です。
出席者名簿を携帯して、参加者の到着状況を確認しましょう。
参加予定者が揃う事を確認してから、祭事をスタートすることになります。
地鎮祭の後片付け
地鎮祭の終了後は、会場の解体にすぐに入ります。
次の工事に影響がないように、しっかり会場等の後片付けを行いましょう。