施工管理

現場監督は段取りが悪かったら命取り!手配したものは必ず確認しよう!

2018年5月27日

ある現場で工事をしていた時の話。

基礎梁の配筋工事を進めているところだった。

私は、鉄筋屋さんと打ち合わせをして、圧接工事の日程を決め、圧接屋さんに電話で日程を連絡し工事の手配をした。

圧接工事の一週間以上前だっただろうか。

圧接工事の手配をして数日、順調に配筋工事は進み、圧接工事を手配した日を迎えた。

当日、朝礼会場に向かい、職人さんたちと打ち合わせや雑談をし、ラジオ体操を開始した。

ラジオ体操をしてる時に、ふと思った。

あれ圧接屋さん来てないな?

まぁ、この現場では初めての圧接工事だし、道に迷って少し遅れてるのだろう。

朝礼が終わったらすぐ連絡してみよう。

ぐらいに思い、引き続き朝礼を進めた。

朝礼が終わると、鉄筋屋さんから声を掛けられた。

鉄筋屋さん
圧接屋さん来てないね


遅れてるんですかね。手配はしてるので今連絡してみます。

私は圧接屋さんに電話した。

職人さん達まだ来てないみたいなんですけど、連絡できますか?

え?今日そこの現場には予定入ってないみたいだよ

「・・・」

ええぇぇぇーーっーー

確かに、以前手配をしたはずだった。
なぜだ?なぜ入っていないのだ。

原因を考えるのは後回しにして、何か調整する方法ないかと考えた。

もちろん職人さん達は他の現場に出払っている。

どこか他の現場で早く終わるとこほないですか?そこが終わってからでもいいので来てもらえませんか?

圧接工事は、現場によっては圧接する数量が少なく早めに終わることがある

それを期待して圧接屋さんに聞いてみた。

ごめんなさい。今日はどこも数量が多くて一日目一杯かかかるみたいなんです。

ダメだった。

鉄筋屋さんの職長に報告しにいく。

報告するのは気が重かった。圧接工事が入らないと鉄筋工事がうまく進まないからだ。

しょうがない。他に進められるところがあるからそれをやるしかないよ

この現場の鉄筋屋さんは優しかった。

この日の流れ的には、圧接屋さんに追っかけで圧接してもらうくらいのタイミングで手配していたので、圧接がなくても多少作業をできる状況ではあった。

しかし、他の現場の鉄筋屋さんだったら。

何やってんだよ!仕事進まねぇだろ!

と怒鳴りつけられてもおかしくないくらいの事だ。

ごめんなさい。

鉄筋屋さんにはただただ申し訳ない気持ちだった。

結局。圧接工事の手配が入ってなかった理由としては、

私が以前手配の電話を入れた時に話をした方のところで話が止まっており、最終的に手配まで進んでいなかったということだった。

しばらくして、圧接屋さんの社長が現場に私と鉄筋屋さんを訪ねて、謝りに来てくれた。

圧接屋さんにも申し訳無く思った。

確かに手配の電話を入れたが、私はそれだけで終わっていた。

前日に確認の電話をすることも忘れていた。

その後翌日に圧接工事を手配して、配筋工事は問題なく進めることができた。

これが、私が入社間もなくした頃の失敗の一つだ。

前日までに手配の再確認

建設業では、

「○○日に、来てください。」

みたいな、電話でのやりとりで工事の手配をする事もある。

「明日来てください。」

だったら相手も忘れないだろうが、そんな急な手配をする事はほとんどないはずだ。

しかし、作業手配は相手の都合もあるので、もちろん早めに連絡するだろう。

そうすると、後の日のことは後回しにされたり、忘れられたりしてしまうかもしれない。

そうならないために、前日の早い時間までには再確認の連絡をすることが大事です。

予定が入っていることが確認できれば問題ないし、もし何かしらの理由で予定が入っていなかったとしても前日の早い時間なら、まだ調整できるところがあるかもしれない。

何か記録に残るもので手配をしよう

上に書いたが、そもそも電話だけのやりとりってのが危ない

記録に残るもので、手配をした方が、忘れることもないし、もし何があったとしても記録があれば揉める事もないだろう。

とくに、圧接工事などのスポット的な作業では、電話で簡単に済ませてしまっていることもあるかもしれない。

  • faxを送る
  • メールを送る

などして記録を残そう。

工程表の作業日にマーカーで線を引いて
送ってあげるなどすると、相手がそれをどこか目に入るところに置いてくれたりするかもしれないし、なお良いと思う。

まとめ

私が経験した、初歩的な失敗でした。
コンクリートの予定はしっかり確認してたのですが...

予定を確認するということ基本的なことですし

こんな当たり前のことやってるよ

という人がほとんどだと思いますが、
こんなミスもありますよ。

ということで書いてみました。

私のこのしょうもないミスをどうぞ笑ってあげてください。

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