ゼネコンへ入社したい学生の方からよくでる質問について書いてみたいと思います。
大学生の勉強は役に立ちましたか?
現場監督だけではなく、どの職業もそうだと思いますが、学校の勉強をいくら頑張っても社会人になってすぐに何でもこなせるってことはないですね。
しかし学校の勉強が全く役に立たないかというと、そうでも無いと思います。
では何が役に立ったか思い返してみました。
基礎的な専門用語をある程度知っておく
専門用語については実際社会に出てから学ぶ事の方が多いですが、コンクリートの材料や建物の部材など建築の基礎的な用語を知ってるだけでも全く建築を学んでいない人とは違ってくると思います。
構造力学の基礎を学んでおく
現場監督(施工管理)という職種に就くとしょっちゅう使う訳ではないですが、仮設の構造計算などで時々使います。
参考書等を何も見ずに計算できるほど頭に叩き込んでおく必要は無いと思います。
実際忘れちゃっていても、参考書などを見直した時に一度やった事があると、全くやった事ない人に比べると、スムーズに解く事ができます。
学んでおく内容は、本当に基本的な構造力学で大丈夫です。
CADに慣れておく
今時授業などで使う機会があると思いますのが、CADの勉強は役に立ちます。
施工計画や図面の確認等でCADは必ず使いますので、ある程度使えるようにしておくといいと思います。
CADには種類がいくつかあるのですが、これは会社によってどのCADソフト使うかが変わってきます。しかし、基本的な使い方は変わらないと思いますので、何を使うかはあまり問題ないと思います。
あと現場マンを目指す方に知っておいて欲しいのはjwCADです。
今後はどうなるかわかりませんが、フリーソフトという事もあり特に職人さんたちはまだよく使っています。
ある程度操作できるようにしておきたいです。
オフィスソフトの基本操作
ワード、エクセル、パワーポイントなど現場でも様々な場面で使います。大学の研究や課題で使うことがあると思いますので基本的な操作ができれば問題ないと思います。
まだありそうな気がするので思い出したら追記していきたいと思います。
まとめ
やはり実際の仕事については社会に出てから学ぶ事が多いのが事実です。
しかし、授業や課題への取り組みの中で役に立つことはいくつかあると思います。
建築の仕事は分業化されていますが、現場監督は様々な分野を取り扱うのでかなり広い知識が必要になります。
社会に出てからも勉強は続きますが、学生のうちに建築の基礎は学んでおくといいですね。