アスファルトプライマーとは良質のアスファルトを揮発性溶剤に溶解したもので、アスファルト防水工事等に使用される。
この記事では、アスファルトプライマーの目的や使用される防水工事、施工上の留意点について解説します。
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アスファルトプライマーとは
アスファルトプライマーとは、良質のアスファルトを揮発性溶剤(常温・常圧で液体から気体に変化する溶剤)に溶解したもの。
コンクリート構造物に対するアスファルト防水工事の下塗りとして使用される。
アスファルトプライマーが使用される防水工事の種別及び特徴
アスファルトプライマーは、防水仕上げの種別・工法、下地の種別・状態、対象となる構造物の立地条件、施工季節などに応じて選定する。
アスファルト防水
加熱溶融したアスファルトで防水材を張り付け、冷えると硬化して防水層を形成させる工法。
現場で専用釜を灯油バーナーなどで熱して液状に溶融されたアスファルトは、防水材を張り付けた後、短時間で硬化し、防水層を形成する。
アスファルト防水の特徴 改質アスファルトを原料としたシートを、裏面に付いているゴムアスファルトの粘着材で貼り付ける工法。 改質アスファル トを原料としたシートで、その裏面をトーチバーナーで炙あぶって溶融して貼り付ける工法の二種類がある。 改質アスファルトシート防水の特徴 防水工にはアスファルト防水のほか、シート防水(合成ゴム系、塩化ビニル系)・塗膜防水(ウレタン、FRP)などがある
改質アスファルトシート防水(トーチ工法、冷熱工法)
その他
施工時の留意事項