あなたの悩み
「現場事務はきついからもう辞めたい…」
「文系から他の業種へ転職できるのだろうか…」
ゼネコン文系社員の方は、このような悩みを抱えていませんか。
ゼネコンの主役は技術系社員。
後方支援がメインの文系社員は、このように考えてしまうのも無理はありません。
私自身が同じように悩んでいましたので、よくわかります。
しかし、ゼネコン文系社員は大変貴重な経験をしており、身につけたスキルは同業種はもちん異業種でも大いに活かせます。
私はゼネコン文系社員として13年勤務し、その後異業種へ転職できました。
面接ではゼネコンの職務経歴についてアピールし、転職先で非常に重宝されました。
本記事では、ゼネコン文系社員のおすすめ転職先についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
おすすめの転職サイト・エージェント
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1.ゼネコン文系社員が身につくスキル
ゼネコン文系社員として身につくスキルは管理部門と営業部門で少し異なります。
管理部門と営業部門それぞれについて身につくスキルを紹介します。
1-1.管理部門
身につくスキル
ゼネコン管理部門のうち総務、経理、財務、法務などの内勤職は、一般の事業会社と大きく変わりませんが、ゼネコンには施工現場の事務職という外勤職があります。
ゼネコン文系社員は入社後、施工現場の事務職に配属されます。
原価管理、労務管理、安全対策、催事の取り仕切りからトイレットペーパーの発注まで、ありとあらゆる後方支援をするのが施工現場の事務職。
さらに、発注者、設計者、協力会社、警察、消防など多くの関係者との交渉や、近隣からの苦情に対応するなど難しい折衝も行います。
そのため、施工現場を経験することで養われるのが「幅広い事務処理能力」や「折衝力」なのです。
施工現場という最先端で、文系社員は利益の源を肌で実感します。
緊張感のある職場環境で自分の知識・経験を活かして建設に携わることは、一般の事業会社にはない貴重な経験をすることになるでしょう。
1-2.営業部門
身につくスキル
ゼネコンは、企業や官公庁を相手にBtoBの営業を行っています。
建造物は高額であることが多く、数億から数千億規模になることも・・・。
ゼネコンの営業は、企業との深い信頼関係のもとで仕事を受注していくのが一般的です。
そのため、他の営業職と比較してどうしても人間関係は濃密になり、「高いコミュニケーション力」が求められます。
仕事も受注すればそれで終わりではなく、建設中は現場に足を運んで施工状況をチェック。
建物が完成した後も漏水など何かとトラブルが発生することもあります。
トラブル発生時などは、発注者から要望を聞き、現場社員や社内の各部門と連携・協力をしていくため、迅速かつ的確な「判断力」が求められます。
関係者と迅速に打ち合わせを行いながら的確に行動して、苦労を乗り越えて得た「トラブル対応力」は自分の経験として蓄積されるでしょう。
2.ゼネコンからの転職先オススメ
2-1.中小建設会社
今の時代、大企業だからこの先ずっと安泰というわけではありません。
中小建設会社に転職することで、地元に密着し転勤のない落ち着いた生活をするという選択肢もあります。
ゼネコンの施工現場はひとつの中小企業と同じようなもの。
施工現場の事務職で身につけた「幅広い事務処理能力」や「折衝力」、営業で身につけた「高いコミュニケーション力」や「判断力」、「トラブル対応力」は、中小建設会社で大いに活かすことができるでしょう。
中小建設会社に転職するメリット
- 自分が関与できる領域が広く、裁量権の大きな仕事を与えられるチャンスがある。
- 部署間の壁がなく、社内調整などに時間を割く必要がないので意思決定が早い。
中小建設会社に転職するデメリット
- 給与、待遇面が低くなる。
- 会社の安定性や将来性に不安がある。
<志望動機例>
ゼネコンでは経験できないことが経験できます。
施工計画から始まって施工の段取り、施工管理、検査まで一貫して行うことができるからです。
それは大変な仕事かも知れませんがやりがいになります。
将来は経営に携わって、地元に貢献したいと考えています。
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2-2.不動産・住宅業界の営業部門
不動産・住宅業界の営業は、ビルや家など、工事で出来上がった建物を販売する仕事です。
建物を販売するには、その建物の良し悪しを正当に見極める能力が必要となります。
そこで建物の評価や説明の際に役立つのが、ゼネコンで培った知識と経験。
さらにお客様への提案の際には、施工現場の事務職や営業職において身につけた「折衝力」や「高いコミュニケーション力」が大いに発揮されるでしょう。
不動産・住宅業界の営業部門に転職するメリット
- 不動産を販売し顧客に喜ばれたときは、大きな達成感とやりがいを感じられる。
- 実力主義で評価されるため、業界未経験であっても、成果を出すことで評価される。
不動産・住宅業界の営業部門に転職するデメリット
- ノルマがあり成果主義なので結果が出ないとプレッシャーになる。
- 不動産・住宅業界は景気に左右されやすい。
なお、ゼネコン出身者の「折衝力」や「高いコミュニケーション力」などのスキルがあれば、不動産・住宅業界以外の営業職でも十分通用するでしょう。
<志望動機例>
ゼネコンでは建物を作る側にいましたが、今度は建物を利用する人に対して最適な住まいを直接提案したいと思ったことです。
営業として高い売上げ目標を追うことにやりがいを感じておりましたので、不動産仲介で、会社への貢献が目に見える形で評価される環境で働きたいと強く希望するようになりました。
施工現場で培ったコミュニケーション力を活かしたいと考えております。
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2-3.異業種管理部門
総務、経理、財務、法務などのゼネコンの管理部門でも、実務経験があれば異業種に転職することは可能です。
同じ職種 ・業務領域に関する経験・スキルは異業種でも活かせます。
さらに、実務経験に加えて強みを発揮できるのが施工現場の経験。
施工現場で培った「幅広い事務処理能力」や「コミュニケーション力」はもちろん、厳しい環境で仕事をしてきた経験は貴重な存在として重宝されるでしょう。
ゼネコン出身者に「希少性」を感じてもらえる業界への転職は大いに可能性があります。
異業種管理部門に転職するメリット
- 実務経験を活かすことが出来る。
- 新たな知識が増えモチベーションが上がる。
異業種管理部門に転職するデメリット
- 社内特有のシステムや経理処理などがリセットされる。
- 給与、待遇面が低くなる可能性がある。
<志望動機例>
ゼネコンの経理として現金管理や記帳業務を行ってきました。
しかし、より幅広い経理業務に携わりたいと考えるようになりました。
グローバル化を推進し、海外事業を展開する貴社の事業に大変魅力を感じております。
これまでの経験と、キャリアアップのために取得した日商簿記2級の知識を活かし、将来的には決算や国際会計にも携わって貴社の経営に貢献したいと思っています。
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3.転職に何を求めるのか、はっきりさせておく
3-1.自己分析を行う
転職理由や転職後に望む仕事内容、ライフスタイルは、人によって大きく異なります。
長く、やりがいを持って働ける企業・職種に転職するには、自分が転職先に求めているものを正確に把握し、条件を設定しておかなければなりません。
異業種転職は、デメリットでも述べたように、給与が下がる可能性があります。
給与が下がったとしても、それ以上の実現したいメリットがあるかどうか、じっくり検討しましょう。
また、それまでの経験・スキルを整理して、異業種でも活かせるものを明確にするために職務経歴書を作成することをオススメします。
具体的な求人に応募することを想定して職務経歴書を作成することによって、どのような経験・スキルがアピールできそうかを整理できます。
3-2.転職エージェントに無料相談してみる
自分の悩みを解決するためには、次のことを転職エージェントに相談してみましょう。
- 自分のスキルや知識は他社でも通用するのか
- 条件にあう転職先はあるのか
- いまの職場は健全なのか
無料で転職エージェントから的確なアドバイスをいただけます。
さらに複数の転職エージェントに登録することでたくさんの情報を得ることができます。
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まとめ
ゼネコンの施工現場は常に動いており、天候の変化や設計変更など想定外のことが発生することもしばしば。
建物は一つとして同じものがないので前例が通用しません。
関係社との打ち合わせや近隣との交渉等により、問題点が出てくることも多くあります。
問題点のない現場の方が少ないほどです。
そのため、良い建物を建ててお客様に満足していただく為に、文系社員は今何をすべきなのかを常にスピーディーに判断することが求められます。
このような苦労を経験し、プロジェクトをやり遂げた経験は自分の力になります。
この力は他の会社へ行っても必ず役に立つので、改めて自分のキャリアを見直してみてはいかがでしょうか。