ゼネコンはといえば、とても忙しく、土日や祝日も工事現場は稼働しているというイメージがあると思います。
今回はゼネコンの年末年始・お盆・土日祝日の仕事状況について、説明したいと思います。
ゼネコンの年末年始休み
ゼネコンの事を解説する記事を書いていると毎度のごとく、出てくる職種による違いがここでもでてきます。
現場と内勤ではやはり働き方が大きく違います。
まず、本社や支店で働く社員たちは、カレンダー通りの年末年始は当たり前です。
さらに、土日や代休などを用いて、年末年始に大型連休を作るということも可能だと思います。
会社の方針として、大型連休を作ることを推奨している大手ゼネコンもあります。
次に、現場で働く社員についてですが、基本的には年末年始はカレンダー通りに休みがあると思います。
しかし、土日と繋げたり、代休を取るということは中々難しいところがあります。
それは、工事現場はカレンダー通りに稼働していることが多いためです。
工事現場では、様々な協力会社が関わっていたり、顧客もいるので、カレンダー通りの休日以外も休みにするというのはとても難しいです。
しかし、休みがあればまだいいですが、年末年始返上で工事を行う現場ももちろんあります。
それは、工期が厳しい場合や、施主の都合等で年末年始にしかできないような工事もあるからです。
とはいっても、年末年始は休日の中でもとても大きな休暇期間でもあるので、積極的に工事をするという現場はないと思います。
ゼネコンのお盆休み
お盆休みについても、休みの取り方については、年末年始と大きく変わりません。
支店や本社などでは、カレンダー通りで、大型連休になる可能性もあります。
現場勤務の人は、カレンダー通りが基本ですが、大型連休をつくるのは難しく、現場の状況によっては、お盆休み返上で働く場合もあります。
ゼネコンの土日祝日休み
最後に土日祝日の休みについてですが、
支店や本社勤務の場合はカレンダー通りで、土日および祝日は休みになります。
続いて、現場についてです。
これまでは、土曜日は基本的に出勤で日曜日は休みというところが多かったのが事実ですが、現在の働き方改革の影響もあり、今後は週休2日が浸透していくかもしれません。
祝日については、出勤となる場合が多いです。
これは、祝日でも現場は動いているためゼネコンの社員についても仕事があるためです。
有給休暇取得率ランキング最新
「有給休暇」の取得率高い300社最新ランキング | 企業ランキング | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
上記サイトで最新の有給休暇取得率ランキングが発表されています。
ゼネコンの有給休暇取得率はどうでしょうか?...
残念ながらランキング上位300社の中には、ゼネコンもその他建設業関係の会社すら入っていませんでした。
最後に業種別の有給休暇取得率が出ていますが、なんと建設業はワースト2位です。
最も取得率の悪い業種は倉庫・運輸関連で取得率41.6%すが、それに続き建設業は43.4%となっております。
最も取得率の高い業種は石油・石炭製品で77.7%となっており、全業種の平均は58.3%で建設業は平均を大きく下回る結果となっています。
まとめ
ゼネコンの年末年始の状況について説明しました。
- 本社や支店などはカレンダー通りで、大型連休となることも
- 現場も基本的にはカレンダー通りだが、大型連休をとることは難しい
- 現場は工事の状況によっては、年末年始も仕事がある