小数点第一位とは、小数点の右側の始めの数字です。
例えば3.14という数字の場合、小数点第一位は、「1」です。
この記事では、小数点第一位とは何か、切り上げ、切り捨て、四捨五入の方法について解説します。
小数点第一位とは?
小数点第一位は、小数点のすぐ右側にある数字です。
たとえば、「3.142」という数字では、小数点の後に「142」があります。
このうち、「1」が小数点第一位です。
小数点のとなりから、右に向かって、小数点第一位、小数点第二位、小数点第三位と増えていきます。
小数第一位以下の切り捨てとは?
小数第一位以下の切り捨てとは、小数点以降の数字を値に関係なくすべて取り除き整数とすることを指します。
少数点以下の数が多く、あまり影響が多くない場合は、無駄な小数点を省くために切り捨てを行います。
たとえば、「3.142」という数字を考えてみます。
この数字を小数第一位以下で切り捨てると、「3」になります。
つまり、小数点以降の数字「142」を取り除き、「3」を残します。
小数第一位以下の切り上げとは?
小数第一位以下の切り上げとは、小数第一位以下のの数字全て取り除き、整数の1の位を1つ増やすことを指します。
たとえば、「3.142」という数字を小数第一位以下で切り上げると、「4」になります。
つまり、小数第一位以下の「142」を取り除き、切り上げて「3」を「4」にします。
切り上げは、小数点以下の数字を丸めて近い値にする方法です。
例えば、買い物の時に価格をより簡単な数字にする場合や、統計データの丸めなどで使用されます。
小数第一位の四捨五入とは?
小数第一位の四捨五入とは、小数点第一位が「5」以上であれば整数の値を1つ切り上げ、以下であればそのままの値を採用する方法です。
例えば、「3.142」の場合、小数第一位の数字は「1」で、1は4以下のため、四捨五入すると「3」になります。
もう一つの例として、「3.642」の場合、小数第一位の数字は「6」で、6は4より大きいので、整数の3に1を切り上げて「4」になります。
このように、小数第一位の四捨五入では、小数点第一位の値を基準に、近似した値にすることができます。
小数第一位の四捨五入は計算や測定の結果を丸める際に使われます。
小数点第一位を使用する例題
問題:15.7÷3.2=
答えは、小数第一位を四捨五入して整数としてください。
答え:5
15.7÷3.2=4.90625 です。小数第一位の「9」は5以上なので、四捨五入すると「5」となります。
問題:19.8÷3.8=
答えは、小数第一位を四捨五入して整数としてください。
答え:5
19.8÷4.1=5.21052 です。小数第一位の「2」は4以下なので、四捨五入すると「5」となります。